うなぎ鬼のあらすじと感想は!?
うなぎ鬼のあらすじは?
こんにちは。
今回は落合裕介・高田侑作「うなぎ鬼」の紹介をしていきます。
全3巻完結のサスペンスホラーとなっています。
ガタイはデカイがおとなしい性格の主人公・倉見勝はひと月前までは競艇場が勤務先でした。
友人や知人から借りられるお金はすべて借り、それでも負け続け消費者金融やサラ金にまで手を出してしまいます。
さらに生命保険をかけていたので、保険で借金を返せとまで言われます。
今倉見が働いている会社の社長・千脇は、そんな倉見を見かねて助けてくれた人です。
「千脇エンタープライズ」での倉見の仕事は借金の回収でした。
倉見は千脇に怒られながらも、取立てについては飲み込みが早いと褒められ成長していきます。
「沈黙の回収屋」として・・・
ある日、社長が同じ会社で働く富田と二人でJR黒牟駅に来いといいます。
黒牟は非常に薄気味悪いところで、そこにマルヨシ水産という会社があり、社長の弟が経営していました。
社長は二人に弟の仕事に手を貸すように言います。
仕事の内容は臨時の宅急便です。
手当ては往復で一人15万円。
5,60キロのコンテナを、車をシャッターに横付けにして用意してある台車に転がすだけの単純簡単な仕事です。
小学生にでもできる仕事だと千脇は言いますが・・・
5,60キロの重量を聞いて倉見は、まるで人間でないかと思うのです。
でなければこんなお金をくれるわけがない。
倉見は犯罪に加担してしまったのかと肩を落とします。
ある日倉見は捻挫した富田の代わりに車の運転をすることになりました。
援助交際をする女子高生や女子大生を拾うため待ち合わせの場所に向かいますが、そこでミキという女性に出会います。
彼女の出会いが、倉見の人生を狂わせていくのでした・・・
うなぎ鬼の感想は?
率直に言ってこの漫画は・・・怖い。
なかなかこれほど怖い漫画を読んだことは記憶にありません。
あるとき、千脇の弟が倉見を「一杯飲んでいかないか」と誘います。
「ホルモンさちこ」へ入り、出されたモツ鍋をおいしく食べる倉見でしたが、周りの仲間は食べません。
そして、食べているとき「ガリっ」というかじった音が聞こえました。
それはどうみても歯茎がついた人間の歯に見えたのです!
・・・こんな形で恐ろしいシーンが2巻以降でてきます。
謎だらけの展開ですが、最終巻では衝撃の結末が待っています。
仕事仲間の富田は最後には・・・
倉見と出会ったミキは「かっこいい」と近づいてきますが、結局倉見に・・・
などホラーそのものの残酷な展開がてんこ盛りです!
ホラーだけに特化すると、かなりレベルの高い作品だと思います。
ホラー好きな人、グロい系が好きな人は是非読んでみてください!