ママ殴らないで〜躾という名の虐待〜のあらすじと感想を書いていきます!
ママ殴らないでのあらすじは?
こんにちは。
今日は外崎コウ作「ママ殴らないで〜躾という名の虐待〜」を紹介していきます!
小畑香は専業主婦で一人娘の優香7歳がいます。
一人娘はまだまだ手がかかり、
「女の子なんだから少しは片付けて!」
「男の子だったらいいの?」
などとこんなやりとり。。
最初はまだ香もイラつく程度でしたが、叱るときに軽く叩く程度になっていきます。
ある日、香は夫と305号室の青山さんの話をしました。
青山さんの部屋の中から怒鳴り声と子供の泣き声が聞こえてくるというのです。
そんな時事件が起こりました。
香が掃除機をかけていると、外からパトカーのサイレンの音が。
青山さんが虐待の容疑で逮捕されたのです。
隣の家の主婦が子供の悲鳴を聞いて、本当に危ないと思い通報したのです。
警察に連行されて出てくる青山さんは香達にこう言います。
「お前らも・・・やってるだろ・・・」
部屋から運び出された子供はぐったりとしており、救急車で運ばれていきます。
この一件により近所の人たちはみんなで虐待を防ぐために監視し合おうとなりました。
香の家に取材がやってきて、「お宅にも小さなお子さんがいますが」などと言われ、探られているようで嫌だと夫に言いますが、
「お前も叱るときは気をつけろよ」
と言われます。
その言い方にまるで自分が虐待しているみたいだと腹が立ちます。
事件の印象が強烈だったせいか、その夜香は悪夢を見ます。
母親に殴られる子供。しかもお前も殴ってみたいんだろと夢の中で母親は言うのです。
ある日、学校から帰ってきた優香。
帰ってくるなり部屋を散らかし、悪びれない優香に対して、
「いうことを聞け!」
と、叩いてしまいます。
香は叩いてもしつけの範疇だと、他のお母さんもやっていると思ってしまいます。
他のお母さんの忠告も耳に入ってきません。
次第に片付けをしないと殴り、優香も片付けるから殴らないでというようになり、いうことを聞かないと殴るため、優香の身体中がアザだらけになっていました。
優香が風邪を引いていると休むようになると、近所の人たちがおかしく思うようになります。
そこから児童福祉センターの人が尋ねるようになり、虐待が明るみになります。
香は自分が虐待をするわけがないと思っていましたが、後悔してもしきれません。
結局二人は別々で暮らすこととなったのです。
ママ殴らないでの感想は?
現実でもある子供の虐待の話。
近所の虐待事件から、自分はまさか関係ないと思っていたところいつの間にか自分でも虐待していたというのはよくある話でしょう。
しかし、父親は虐待を気づかないものでしょうか?
いくら仕事が忙しいからといって、娘の表情や行動に気づかないなんて。。。
口で言い聞かせても、言うことを聞いてくれない子供はどこの家庭でもあることです。
それをどう向き合っていくか、一度立ち止まって考えることが必要なのだと感じました。
自分の子供を嫌いな母親など、まずいないのですから。
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